産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは、働く人々を対象にし、職場で人間関係やストレスに悩む方のカウンセリングとケアを行なう心の専門家のことです。

現代は、不況・リストラの嵐で将来性に対する不安があったり、さらには「ブラック企業」という言葉が流行るほど過酷な労働環境を強いられてストレスを抱えたり心を病む方が多くなっています。そのため、そうした方々の心のケアを行ない問題解決へと導く産業カウンセラーの需要は以前にもまして増え続けております。

なお、上級資格として「シニア産業カウンセラー」があり、当アカデミー代表・中山はこの資格を所有しております。

産業カウンセラーになるには

産業カウンセラーは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会(以下「協会」)が認定する民間資格です。したがって、産業カウンセラーは厳密には職業名ではなく、資格の名前ということになります。

協会は毎年一回、認定試験「産業カウンセラー試験」を実施しています。この試験に合格し、資格登録を行なって、初めて「産業カウンセラーの有資格者」となり、産業カウンセラーを呼称することができます。

この資格がないとカウンセリング業務ができないわけではありませんが、

  • 心理職の国家資格が存在しない
  • 心理職の民間資格の中で「産業カウンセラー」は最も知名度が高いものの一つである

ということから、産業カウンセラーの資格を求める方は多く、人気資格の一つとなっています。

産業カウンセラー試験について

産業カウンセラー試験は、産業カウンセラー業務に必要な学識・知識・技能等の程度を判定するために行なわれます。試験は学科試験と実技試験からなり、それぞれおよそ6割以上の得点が合格ラインと言われています。試験結果は合格・不合格のみ通知され、点数や正誤の内容を知ることはできません。

産業カウンセラー試験の受験資格

産業カウンセラー試験を受験するには、協会が行なっている「産業カウンセラー養成講座」(以下「養成講座」)を修了することが必須です。

養成講座は産業カウンセリングの学識及び技能を修得するための講座で通学制のほか通信制も設けられており、教室に通えない地域にお住まいの方も受講しやすくなっています。
(※一部、大学院研究科で心理関連の専攻を修了した方は養成講座を修了していなくても受験することができます。)

なお、どの年度の養成講座を修了しても受験資格がありますので、一度修了すれば、試験に合格するまで受験することができます。

試験の受験スケジュールについて

養成講座を通学制で受講される方

1月 養成講座への申し込み
4月~11月初旬 養成講座受講
11月 実技能力評価の結果通知書が届く(※詳しくは次の項で説明します)
翌年1月下旬 本試験(学科と実技は別日程です)

養成講座を通信制で受講される方

8月 養成講座へのお申込み
11月~翌年9月 養成講座受講
11月 実技能力評価の結果通知書が届く(※詳しくは次の項で説明します)
翌年1月下旬 本試験(学科と実技は別日程です)

試験免除について

一部試験免除

・試験実施年度の前年度又は前々年度に産業カウンセラー試験を受験して、学科試験又は実技試験のいずれか一方に合格している場合は、その試験については免除されます。

実技試験免除(通称「実技免除(実技能力評価制度)」)

養成講座には「実技能力評価制度」があり、試験実施年度の講座内で面接実技能力が一定の基準に達していると判定された場合は実技試験免除の適用申請を行なうことで実技試験が免除されます。実技能力評価の結果通知書は養成講座修了者に発送されます。

産業カウンセラー試験合格のポイント

産業カウンセラー試験の概要と流れは上記のとおりであることから、試験合格のポイントは主に次の2つとなります。

  • 実技免除(実技能力評価制度)を勝ち取ること
  • 養成講座が終わる11月から本試験日である1月下旬までの学習

しかし、「どうすれば実技免除(実技能力評価制度)を勝ち取れるのか」については明確な基準がありませんし、養成講座が終わってから本試験日までの「独学期間」をサポートする教材は、市販のものはなく、協会が発行している「厳選問題集」がある程度。というのが実状です。
(厳選問題集は学科試験対策用のみです)

そこで、当アカデミーでは実技免除(実技能力評価制度)対策や一問一答式・模擬試験などの各種教材を揃え、産業カウンセラー試験を受験される方の効率的な学習、そして試験合格をサポートしております。

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